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しんどいと思うのは、私だけでしょうか?

ノーベル賞作家、カズオ・イシグロさんの「日の名残り」についてです。
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「夜想曲集」、「わたしたちが孤児だったころ」に続いてやっと3冊目です。
やっぱり、もったいぶった書き方で、読み進めるのに苦労しました。

ストーリーは、執事のスティーブンスが2人目の主人ファラディ様のアメリカ帰国中、
主人のフォード(車)で、以前屋敷に仕えていたミス・ケントンを訪ねる旅に出て、
その旅の途中に巧みに過去を織り交ぜて回想していきます。

第一次世界大戦後の混乱期、ドイツ宥和主義者であったダーリントン卿に仕え、
誠心誠意尽くし執事としての自分を誇りに思っていたスティーブンスだったのですが、
旅も終盤になって、その半生に疑問を持つようになります。
しかし品格ある執事として次の主人に仕えようと自己変革を図るってことでしょうか?

内容的には面白いのですが、やっぱり付箋がこんなに(笑)。
IMG_2944.jpg

付箋は20枚近く貼ったんですが、一部を紹介しますと…。
(え、紹介なんかしていらん?)

49ページ「私がこれからお話しすることの性質上、作戦の名前をはっきり申し上げることはできません。」
(もったいぶって…、別に作戦の名前なんか、聞きたくないしー。)

166ページ「なんと申しましても、ある要人が(中略)ダーリントン・ホールを訪問された夜の事でございます。
いえ、一連のご訪問の成果はすでに公になっておりますので、あえて秘密にすることもありますまい。
この要人とはハリファックス卿のことです。」
(秘密にする必要がないんなら、初めから言ってくださいね。)

194ページ「今夜の数時間というものは、私にとりまして実に厳しい試練でした。」
(どんな厳しい試練なん?)

199ページ「私が先ほど、今夜の数時間が厳しい「試練」だったと申し上げたのは…。」
(だから早く「試練」の内容を教えてくれませんか?)

221ページ「今晩私が耐え忍ばなければならなかった辛い体験が関係しているのでしょう。」
(だからその「辛い体験」って、何なんよ?)

222ページ「何度も繰り返すようですが、今晩の数時間は、私の神経を非常に疲れさせる数時間でした。」
(194ページからですから、読者の神経も非常に疲れていると思いますよ。)

そしてやっと自分が執事だと名乗れずに村人に対応したという「試練」が語られます。

その「試練」を語るまで30ページ近く!
やっぱりこんな気を持たせる書きぶりは、わたしには合いません。

そして旅行4日目、ローズガーデンホテルで雨が止んだら
歩いて15分のところにあるミス・ケントンに会いに行こうと、
お茶を飲みながら待っています。(254ページ)

歩いて15分なんですよ。

いよいよ会うのかなー、と思ったら、会った場面は飛ばして、6日目の回想に入ります。
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なんでやねん!

1日目、2日目、3日目、4日目と来て、なんで次が6日目やねん!

この時の私の感想は、下品で申し訳ないんですが、
またやりやがったな、でした。

そして293ページのミス・ケントンと別れるところ、
「ミス・ケントンはバスの停留所まで雨の中を歩かなければならず、
その停留所は村を少し出たところにあるといいます。」

ミス・ケントンは、村はずれのバス停まで行って、バスに乗って帰るんですって。
あれ、ミス・ケントンの現住所は、ホテルから歩いて15分のところだと、
昼食を出してくれた娘さんに確かめたんじゃないの?(255ページ)

なぜ、40ページほどの間にミス・ケントンの住所が、
フォードでバス停まで送らなければならないぐらい遠くになっちゃうの?

いろいろ愚痴りましたが、イシグロさんの作品は私にとってはしんどいです。
IMG_2946.jpg

でも、まー、付箋を貼りながら、批判的に読んでいくとちょっとすっきりしますが(笑)。

さて、もう一冊借りている「充たされざる者」、読むかどうか…。

ぐだぐだと長い話にお付き合いいただきありがとうございました。
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