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真夜中のたずねびと

需要の少ない本の話で、申し訳ございません。

実は、だいぶ前に読んでいたエリク・シャファクさんの「レイラの最後の10分38秒」、
読み切れてなかったので、もう一度借りて読破しました。
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イスタンブルの路地裏のゴミ容器のなかで、一人の娼婦が息絶えようとしていた。
テキーラ・レイラの生命の旅立ち…。
しかし、心臓の動きが止まった後も、意識は続いていた──10分38秒のあいだ。

トルコ社会の持つ因習、暴力、差別、活力、友情、信念など、
様々な要素が運命に翻弄された娼婦レイラに集約される大作です。

2019年度ブッカー賞最終候補作、社会派小説で重いですが秀作です。

もう一冊は、恒川光太郎さんの「真夜中のたずねびと」。
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新聞等で目にする事件を題材に、罪の告白と内面の葛藤を描いています。

16歳の弟がナイフで中学生を殺してしまった家族の、そして大学進学を控えていた姉の運命、
赤信号で止まらず家族3人をひき逃げ、罪からの逃避と贖罪で多重人格になっていく男、
虐待されてきた父を殺しその死体を埋めようとしてる現場に出くわしたレンタル民家経営者、

短編5話で微妙につながっていますが、つながりは作品の要素になっていないようです。

ホラーではなく人間の本性を捉えた作品で、読むのにそれほど時間はかかりません。

そして今、読み始めているのが奥泉光さんの「雪の階(きざはし)」。
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昭和十年秋、笹宮惟重伯爵を父に持ち、女子学習院高等科に通う惟佐子は…

587ページの大作、最初の1文が6行、次が5行、その次が6行、そして7行!
何が主語で何が述語やねん、一文が長すぎる。
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小さいころから、文章はだらだら書いたらアカン、
できるだけ短い文で簡潔に書かんと人に伝わらんと教わってきたので、
こんな長い文ばっかりの本、読み切れるかなー?

最後までお付き合いいただきありがとうございます。
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コメント

GGチャリダさん、こんにちは。
久しぶりの本の感想と紹介ですね。今回は、なかなか難しそうな本ばかりです。
私が何とか読めそうな本は「真夜中のたずねびと」ですが、罪の告白と心の葛藤には短編とはいえ5話は重たいです。5話とも読めば、ブログに書かれてある繋がりとしての「人間の本性」を捉えられ、自分もその環境に置かれたら、同じ罪を犯していたかも知れないと共感というか感情移入できるのでしょうか?
でも、私の志向としては、どんな重罪であっても、そこには必然的で納得できる動機があり、それを探っていくミステリーで、結末には一抹の光明を見い出せる作品がいいですね。
また、良い本があれば、ご紹介ください。

エッケイさん、こんにちは。

「真夜中のたずねびと」以外の二冊は、読むのにちょっと根性がいります。😬
時間潰しに手にとって、というわけにはいきません。
「読むぞー!」と読んでいると、はまってきます。
でも「 雪の階」ははまらないなー。🤔

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Author:GGチャリダ
自転車と野菜作りで「人生の楽園」的生活をめざします。

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