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怖い物見たさ、久しぶりにすごい作家と思いました

村田喜代子さんの「飛族」が面白かったので、
今度は第97回の芥川賞を取った「鍋の中」を借りてきました。
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すごいです。

親たちは病気のおじさんを見舞うためにハワイへ行き、
子どもたちは田舎のおばあさんと一夏を過ごす。

日常的と思える非日常が作品の中にゆっくりと流れている、
「飛族」と通じるところがありますね。

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村田さんの文筆活動の始まりである「水中の声」は、4歳の我が子を亡くした母親が、
全国子供を守る会に入って、周りに注意を促していくという話、
これは起承転結があって、普通の小説っぽい感じがしました。

「盟友」は、第96回芥川賞候補作品で、喫煙とスカートめくりから便所掃除の罰、
それが意外な展開をするという、この話も「水中の声」と同じで、分かりやすいです。

「熱愛」はバイクツーリングでの友人の死、第95回芥川賞候補作品。

失礼を承知でいえば芥川賞作家って一発屋が多いと思いますが、
短編も長編も書ける、これだけ力のある作家は希有な存在だと思います。

その次に読んだのが「純子」…、
「ボダ子」で世間を震撼させたホームレス作家赤松利市さんの作品です。
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可愛い女の子の話しかと思ったら、(確かにとても可愛い女の子らしいのですが)
新聞の書評通り、覚悟を持って読まなくてはいけない本でした。
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よくこれだけウソっぽい話(?)をホンマらしく書ける、すごい作家です。

これから秋の夜長になります。

昼は自転車、夜は読書、そんな夜長に怖いもの見たさの「純子」はいかがでしょうか?

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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コメント

GGチャリダさん、こんにちは。
今日は最高のサイクリング日和ですから、畑仕事は早々に終わらせて、どこか遠くへ行っておられるのでしょうね。
村田喜代子氏の「鍋の中」は短編集だったのですね。私は飛蚊症なので、短編の方が良いです。読み始めたら一気に最後まで読んでしまいがちなので、4編を1つずつ間を空けて、読んでいきたいと思います。ただし、怖いのは苦手なので、「純子」はやめておきますね。
それにしても柚月裕子氏の本は人気なのか、行きつけの新しい図書館には数冊蔵書してあるはずなのですが、一冊も本棚にありませんでした。ずっと以前は2冊あったのですが。ひょっとして、播磨地域在住の方々で、GGチャリダさんのブログを読んで、私のように読みたいと思われた方が多いのではないでしょうか!?

エッケイさん、こんにちは。

「鍋の中」は、短編集なので読みやすいです。
村田さんの本は人によって受け止め方が違うのでしょうね、妻は全然面白くないと言います。
柚月裕子さんのは、ちょっと当たり外れがあるような気がします。
「純子」は、食事前に読むのは NG という感じの怖さです(笑)。

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自転車と野菜作りで「人生の楽園」的生活をめざします。

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